2021年8月に発売された Panasonic 充電インパクトドライバー(EZ1PD1) の紹介・レビューです。発売してから1年半ほど経ちますがまだまだ現場で見かけることは少ないので被らないのが好きな人、すでにパナソニック製品を持っている方にはおすすめな商品です。
この製品が発表されたときはそこそこ話題になり、ヘッドが短くなっていることなど見た目の部分もありますが、複数のアタッチメントに対応したモデルであることが注目されました。パナソニックの電動工具は主に電工向けに作られていますが、こちらの製品は大工さんや設備屋さんなど他の業種でも興味を持っている方がいるようです。
このインパクトの最大の特長はアングルやスミ打ちなど現場で便利なアタッチメントが使用できることです。また私は持っていませんが、100㎡まで切れるケーブルカッターアタッチメントや、60㎡まで対応の圧着アタッチメントなどが追加され、小規模の作業に対して作業効率が抜群に向上するような方向性を打ち出しているシリーズとなっています。
またEXENAのこのモデルから+BRAINというマイコンで制御する方式や、改良のビットホルダーで芯ブレ低減されていたりと、実際に使用してみて明らかに使い勝手が向上しているのが体感できます。
これはメーカーの仕様外の使い方ですが、キイレスチャックアタッチメントをこのインパクトに付けることも可能です。ただし手締めでロックができないのですが、チャック部分を手で押さえて少しインパクトを回転させてあげれば締めることができます。
ヘッド長が98mmと短くアタッチメントいらずで狭いところで使用できるのも良い点です。
1点注意点としては、電工には最適ですがその他の業種、特に鳶業などには向いていない面もあります。というのもこの製品では強いボルト締めはしないよう注意喚起がされており、旧モデルがトルク170N・mに対し本モデルは155N・mに下がっています。電気工事ではボルトにしろトルク管理して最後締めるのが基本で、締めるのに打撃を効かせるような使い方はあまりしないので問題ないですが、インパクトでがんがん締め付けるような作業には適していません。
とはいうものの様々な場面に対応できるこの商品は、これからインパクトを購入したいと考えている方にはとてもおすすめです。
以上
ご購入検討の参考になれば幸いです。